American Report: Blobbies (e-casio)
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| 第186回:Blobbies(ブロッビーズ) | ||||||||||||||
去る2月、恒例のニューヨーク国際おもちゃフェアに行ったときに、会場に貼り出された数々の製品広告の中にちょっと目を引いた商品があった。三角おむすびに毛が生えたようなぬいぐるみだ。大きな口を開けて笑っている。カワイイかどうかは意見が分かれるところかもしれない。かといって別にアグリーさを売り物しているわけではない。「間が抜けている」感じの物体で、とにかく何のぬいぐるみだかよくわからないのだ。 「Blobbies(ブロッビーズ)」が、この奇妙なぬいぐるみの名前だ。レッド、オレンジ、イエロー、グリーン、ブルー、インディゴ、バイオレットのレインボーカラーが揃っている。ジッパーを開けてひっくり返すと、それぞれトナカイ、イーグル、ドルフィン、ラビット、ラマ、エンジェルフィッシュ、トンボのぬいぐるみになる。形も色も、そして姿を変えることの意味もサッパリわからない。正体不明のぬいぐるみの謎を解くために、「?」マークでいっぱいになった頭を抱えてブースに足を運んだ。ブロッビーズのメーカー、パーズコミュニケーションから聞いた答えは意外なものだった。「色による性格判断」がコンセプトの商品、というのだ。「謎を解く鍵はここに載っているよ」と渡されたのが、”Here Come the Blobbies”(ホルゲ著)。ブロッビーズは、実はぬいぐるみだけではなくこの絵本と対になった商品。早速絵本を開いてみた。 ブロッビーズとは、宇宙のどこかでうまれた「エイリアン」らしい。ブロッビーは皆、自分の思い通りに自分の姿かたちを変えられる。生まれ故郷のブロッビーワールドが「悪者」に襲われたため地球に送られ、地球上で様々な形を覚えた。そして宇宙に戻り様々なものにモーフ(変化)して戦いに挑む――というストーリーだ。SF、ファンタジー、冒険ものの要素が混ざり合ったコンセプト。でも特定のヒーローやヒロインはいない。7色のブロッビー達が活躍するお話だ。 この絵本が面白いのは、直情的なブロッビーレッド、冒険心にとんだブロッビーオレンジ、といった具合に彼らが「色による性格判断」どおりの性格をしていることだ。だから「パワフル、エネジェティック、熱情的、ナルシスト的傾向、瞬時にものを判断する、直感的、勇気がある」というブロッビーレッドはトナカイに変わるし、戦いのときはジェットファイターになる。 ぬいぐるみと絵本が対の商品だが、両者は別売されている。子供は絵本こみで、大人は自分の好きな色のぬいぐるみをチョイスするとよいかもしれない。あるいは本に付属のCDROMかウェブサイトで、自分の性格診断をしてからブロッビーズを選んでも良し。私も早速やってみた。結果は、「芸術的、創造的、楽しい、知覚的、変わっている」インディゴカラー。モーフする動物は、エンジェルフィッシュだった。 仕掛けが理解できれば、ブロッビーズはなかなか面白いコンセプトの商品であることがわかる。ぬいぐるみは大きくて(1辺30‡pくらいの三角おにぎりを想像してもらいたい)とってもハガブル。自分の分身と思ってぎゅっと抱きしめるとけっこうリラックスできる。 ちなみに、トイフェアで話を聞いたメーカー、パーズコーポレーションの方が私にプレゼントしてくれたブロッビーズは「理解力がある、調和がとれている、優しい、人助けが好き、客観的」なグリーンのウサギ。うーん、私はそんな素晴らしい性格ではないのだが、ウサギのブロッビーズを持っていたら、いつかそういう人になれる…カナ? リンク先 |





